- ニュース
わずか1秒で通過!SenseTimeの非接触通行ソリューション、中英街に導入
12月23日、沙頭角·中英街の新検問所が改修を終え、開幕式が行われました。式典には、香港の政務司司長陳国基や保安局局長鄧炳強をはじめ、入境処·警務処·税関代表の方々が出席しました。SenseTimeからは張果琲VPが招待され、式典に参加しました。

写真|香港の陳国基政務司司長(右5番目)、鄧炳強保安局局長(左5番目)、SenseTime科技グループ副総裁の張果琲氏(左端)らが、中英街検問所の開幕式に参加
中英街の新検問所では、SenseTimeの「非接触通行」ソリューションが導入されました。事前登録した利用者は、足を止めることなく通路を通過するだけで、スムーズに出入境手続を済ませることができます。
開幕式に出席した香港の陳国基政務司司長は次のようにコメントしました。
「“シームレス通り道”の導入により、検問所の処理効率が向上し、市民の皆さまにより便利で質の高い体験を提供できるようになります。今後の観光振興にもつながる取り組みであり、香港の他の出入境口岸にも中英街のモデルが広がることを期待しています。将来は、ここでのように“歩くだけで通過できる”世界が実現するでしょう。」

写真|沙頭角での開幕式。鄧炳強保安局局長、立法会議員、SenseTime科技戦略顧問の尚海龍氏らが各界の名士と共に出席
沙頭角の辺境禁区が近年開放され、2024年11月末までに13万4千人を超える旅行者が訪れました。これまで中英街検問所は設備や機能が限られ、通関は主に人手に頼っていました。
現在は、SenseTimeのAIソリューションが導入され、プラットフォームの機能と高精度の顔認証アルゴリズムを組み合わせることで、本人確認の正確さと利用者の快適さを両立。中英街検問所ではシームレスな通行が可能となり、通関速度が大幅に向上しました。こうした取り組みは、香港の他の出入境口岸における利便性向上にもつながる新たなモデルとして期待されています。

写真|中英街検問所の“シームレス通道”の様子(星島網により)
政務司司長陳国基は式典で次のように述べました。
「将来は証件を提示することなく、もっとスムーズに通過できるようになります。この仕組みを応用すれば、他の出入境管理所にも広げられると考えています。」
SenseTimeは今後もAI技術の強みを生かし、特区政府と連携して“シームレス通行”の仕組みを一層高度化し、新たな口岸やさまざまな本人確認の場面へ展開していきます。これにより、利用者にとってより快適な通関体験を提供し、出入境手続きの効率化や人の流れの円滑化に貢献していきます。



リターンマッチ